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旅先で車が必要な場合、レンタカーを借りるという手があります。目的地まで車で行くよりも、飛行機や新幹線で行った方が速いし楽なんですね。また、本州に住んでいる人が北海道や沖縄県に行く場合、そもそも車で行くことはできず、飛行機かフェリーに乗るしかありません。
で、レンタカーを借りる場合によくあるのが、空港や駅でレンタカーを借りるパターンです。例えば、北海道に行く例では・・・
- 飛行機で千歳空港に行く
- 千歳空港でレンタカーを借りる
- 北海道内をレンタカーで移動する
- 飛行機に乗る前に千歳空港でレンタカーを返す
- 飛行機で千歳空港から帰る
というパターンです。なので、レンタカーの営業所は大抵空港や駅の近くに営業所を構えているんです。また、空港から営業所までの無料送迎バスがありまして、レンタカー会社のロゴマークが付いたバスが走っていたりするんです。
お宿と飛行機やJRのセットプランというのは、よくあるパターンです。例えば、宿泊予約が主体の楽天トラベルやじゃらんでも、飛行機やJRをセットにした格安旅行商品を売っています。
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しかし、レンタカーはあくまでもオプションなんです。そこで、レンタカーを借りる場合は、まずレンタカー単体で料金を調べてみることをお勧めします。最近では、レンタカーも料金比較サイトがあります。
で、飛行機やJR・お宿・レンタカーをセットにした場合とどっちが安いかで比較をすれば、格安で旅ができるというわけです。
ただし、レンタカー料金比較サイトとか、格安でレンタカーを予約できるサイトで検索したら受け付けてくれなくても、クレジットカード会社経由で申し込んだり、レンタカー会社に直接申し込んだりすると受け付けてくれるケースがあります。なぜかと言うと、格安で予約を承る枠が決まっているから。なので、どうしてもその日にレンタカーが必要、という場合は敢えて料金比較サイトを使わないという手もあります。
なるべくだったら格安で・・・といっても、レンタカーの場合は気を付けないといけないポイントがあります。それは・・・
- 借りた営業所と返した営業所が別の場合、回送料金を取られる
- ガソリンを満タンにして返さないと別料金を取られる
- 免責保障を付けないと、事故を起こした時に追加料金を取られる
なのです。１と２はともかくとして、問題は３です。
「当社のレンタカーには、任意保険が付いていますよ！」
・・・と書いてあっても、免責金額が設定されているケースがあるんです。免責金額というのは、事故を起こして保険が降りたとしても全額降りるわけではなく、免責金額は支払わなければならないという契約で、例えば「免責金額50,000円」だった場合、事故を起こしたら50,000円は自己負担です。
しかも、レンタカーの場合、事故を起こしたり著しく汚損したりした場合、その車を他の人にレンタルできなかったことに対する損害賠償を請求されるんです（ノンオペレーションチャージといいます）。金額はレンタカー会社によって異なります。また、自走可能かどうかによっても異なりますが、交通事故等で自走不可能だった場合は50,000円を請求されるケースがあります。
免責金額とノンオペレーションチャージは、全くの別物です。なので、レンタカーを借りて交通事故を起こして、しかも車が自走不可能だった場合、20万円を越える金額を請求される可能性もあります。そこで、任意保険の免責金額を0円にする契約（免責保障といいます）と、ノンオペレーションチャージを免責する、つまり事故があってもノンオペレーションチャージを0円にする契約をつけることができます。金額は車種と貸出日数によって異なります。
なるべくお値段を安くしたいという気持ちはわかりますが、危険を冒してまでお値段をケチるのはお勧めできません。なので、レンタカーを借りるときはちゃんと免責保障を付けるのと、ノンオペレーションチャージが免責されるかどうかを確認しましょう。事実、おおむね8割の方が免責保障をつけるそうです。
また、格安レンタカーを借りるのはいいのですが・・・
「任意保険の免責保障と、ノンオペレーションチャージの免責をつけたら、結局普通にレンタカーを借りた方が安かった」
なんてことのないよう、レンタカー料金にはどんな保証が付いているか、予約するときに確認しましょう。
レンタカーを受け取るときは、まずレンタカーの営業所に行って、フロントで免許証を提示します。免許証がないとレンタカーを借りられません。なので、免許証は忘れずに持って行ってください。
次に、車が置いてあるところに案内されます。ここで、車の傷がどこにあるかを、レンタカーを借りた人と一緒にチェックします。
車の傷のチェックは、真面目にやってください
なぜかと言うと、車に擦り傷やへこみがあった場合、車がレンタル中に事故を起こしたとみなされる可能性があり、最悪だと損害賠償を請求される可能性があるからです。なので、レンタルから元々あった傷がどこなのか、小さい傷も含めてスタッフの人と一緒に確認してください。
逆にレンタカーを返す時なのですが、そもそもの話ではあるのですが、借りた営業所と同じ営業所に返してください。全国展開しているレンタカー会社は色々あるのですが、同じレンタカー会社の営業所だったらどこへ返してもいいというわけではありません。ちゃんと借りた営業所に返さないとダメです。
「那覇空港の営業所でレンタカーを借りたんだけど、那覇市内の営業所だったらどこへ返してもいいんじゃないの？」
・・・と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、ダメです。この場合、元々借りた営業所まで車を回送するための料金を請求されます。
もし那覇市内中心部の営業所に返したい場合は、那覇市内中心部の営業所で借りる必要があります。また、ホテルの近くの営業所に返したい場合は、ホテルの近くの営業所で借りる必要があります。実は、航空券やホテルとレンタカーがセットになっているプランの落とし穴がここでして、セットプランの場合は大抵空港の近くの営業所で借りることになっているんです。なので、どうしても空港の近くの営業所以外の場所で返却したい場合は、返却場所でレンタカーを借りた方がいいです。
また、レンタカーを返す直前に、必ずガソリンを満タンにしてください。満タンにして返さなかった場合も、追加料金を請求されます。もちろん、普通にガソリンを給油するよりも割高です。なので、営業所の近くのガソリンスタンドで、ガソリンを満タンにしてから返却しましょう。（すごいところだと、営業所の真横にガソリンスタンドがあるというケースもあります）
レンタカーを返却する場合、当然ではありますがレンタカーで営業所まで行き、営業所内の駐車場に止めます。比較的大きい営業所の場合、「返却はこちら」と看板が立っています。ここで、レンタカー会社のスタッフに、車をチェックしてもらいます。チェックが終わったら、チェックした結果を書いた紙を受け取って、フロントに行けば完了です。
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