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計画停電・・・なのに節電してもムダになるのはなぜ?

2019/11/28

ニュースでご存じのとおり、関東周辺では計画停電が実施されていまして、とにかく節電を・・・なのですが、東北地方と関東地方の人達を除いて、節電してもあんまり効果がないのです。東海・近畿・四国・中国・九州辺りでも節電がんばってもらって、東北と関東に回せば・・・ところがそうは行かないのです。

特急北越 50Hzと60Hzの交流区間を行きます

電気には、大ざっぱにいうと交流と直流の2種類があります。一定の周期で+-が入れ替わる仕組みになっているのが交流、+-が常に同じなのが直流です。

これは、電池とコンセントの違いと思ってください。電池は、入れる方向を間違えると動いてくれません。これは、電池は+-が常に同じ、直流だからです。でも、コンセントは||どっちに差し込んでも動いてくれます。これは、家庭用のコンセントは交流で、+-が一定の周期で入れ替わっているので、コンセントの向きは関係ないという訳です。

それで、1秒間に何回+-が入れ替わるのかが、東日本と西日本で異なるのです。東日本(北海道・東北・関東)は50Hz、つまり1秒間に50回入れ替わります。西日本(中部・近畿・中国・四国・九州)は60Hz、つまり1秒間に60回入れ替わります。

早い話が、コンセントに流れている電気が、東日本と西日本では異なるので、単純に線をつないだだけではダメだということなんです。

特急雷鳥サンダーバード 60Hzの交流区間と直流区間を行きます

そんなわけで、東日本は50Hzで西日本は60Hzと、コンセントに流れている電気が違うんです。でも、そんなこと考えなくったって、東日本だろうが西日本だろうが、普通にコンセントに刺せば普通に動きますよね。ただし、これは技術が進歩したからなんです。

昔々、50Hzと60Hzの切り替えスイッチがついている時計があったりしたんです。あと、50Hz→60Hzまたはその逆の引っ越しをした時、部品を交換しないといけない洗濯機なんてのもあったんです。ただし、今では技術が進歩して、50Hzでも60Hzでも使える電気製品が当たり前になったってことなんです。

ただし、50Hzと60Hzの区別って、技術が進化した現在でも残ってるものがあります。電車です。

JR山陽新幹線 ひかりレールスター

東京新大阪を結ぶ東海道新幹線の場合、全線60Hzに統一されています。これは、東海道・山陽新幹線(あ、今では九州新幹線もですが)の区間全体で考えると、50Hzの区間はわずかで、だったら全線60Hzにしよう、ということになったみたいです。もっとも、50Hz→60Hzの変換は大変で、初期の頃は変電所で火花が散っていたそうです。

また、普通の電車も、国鉄時代に作られた電車とか、全国を走り回る機関車は別として。国鉄がJRになってから作られた電車は、JR北海道とJR東日本は50Hz、JR西日本とJR九州は60Hz区間しか走れないようになっています。

一見すると全国を走れるように、50Hz区間でも60Hz区間でも走れるようにすると便利そうに見えるのですが、それだと電車を作るのにすごくお金がかかってしまうんです。ただでさえ、交流区間を走る電車って、直流区間を走る電車より、作るのにお金がかかりますからね。