旅行・英会話・ネットショッピングなど、アイプラス店長のキューティー吉本が色々なことを研究するサイトです

使ってみてわかった 新幹線eチケットのメリットとデメリット

2020/03/23

北海道新幹線 はやぶさ E5系 前面 新函館北斗駅にて

2020年3月から、JR東日本が新幹線eチケットをはじめました。このサービスを利用すると、SuicaやPASMO、ICOCAなどの交通系ICカード(以下、ICカードと略します)で、東北・上越・北海道・秋田・山形・北陸新幹線に乗れます。

モバイルSuica特急券があったのですが、モバイルSuicaでないと利用できませんでして。ICカードは使えなかったのです。で、モバイルSuica特急券を廃止して、新幹線eチケットが始まったと言うわけです。

ICカードで新幹線に乗れるサービスは他にも、タッチでGo! 新幹線というのがあります。わざわざ切符を買わなくても新幹線に乗れるというメリットがあるのですが、こちらは利用範囲が限られるうえ、自由席しか利用できません。

なので、新幹線の指定席をネットで予約して、乗るときは自動改札機にICカードやスマホをタッチすれば乗れるというサービスが、ようやく始まったと言う訳です。

ちなみに、紙の切符が必要にはなってしまうのですが、新幹線に乗ってホテルにお泊りするのであれば、往復の新幹線とホテルがセットになった旅行プランにした方がお得です。

新幹線eチケットの使い方

新幹線eチケットを利用するには、えきねっとかe5489(以下、えきねっとと略します)の会員になる必要があります。

えきねっとはこちら(JR東日本のサイトに移動します)

e5489はこちら(JR西日本のサイトに移動します)

次に、えきねっとにログインして、ICカードかスマホのSuica ID番号(以下、ID番号と略します)を登録します。ICカードの裏を見ると、JEで始まる17桁のID番号が書いてあります。モバイルSuicaを利用している場合は、モバイルSuicaアプリから確認できます。

モバイルSuicaのID番号の確認方法はこちら(JR東日本のサイトに移動します)

事前準備は以上です。

新幹線に乗るときは、えきねっとから新幹線eチケットを買います。指定席だけではなく、自由席やグリーン車、グランクラスも乗れます。また、列車・座席・区間によっては、えきねっとトクだ値 といって、通常よりもお安く新幹線に乗れます。

後は、えきねっとへ登録したICカードかスマホを、新幹線の自動改札機にタッチすればOKです。

JR北陸新幹線 長野駅 新幹線改札口

キューティー吉本も、新幹線eチケットを使ってみました。で、気づいた点をいくつか。

メリット

1.切符を受け取る必要がない

これは大きいメリットと感じました。まず、えきねっとで予約してから乗車するまでに、駅に行く必要がなくなります。確かに、乗車当日に切符を受け取るという手もあるのですが、乗り遅れが怖いので、キューティー吉本的にはできれば事前に切符を受け取っておきたいわけですね。

事前に切符を受け取るとなると、駅に行かなければいけません。この時点でインターネット予約のメリットが半減してしまいまして、

「だったら普通に駅で切符を買えばいいじゃん。」

となってしまうんです。

2.窓口に並ばずに予約変更・取り消しができる

えきねっとで予約した後、一旦切符を受け取ってしまうと、列車を変更したり、取り消したりするには窓口に並ばないといけません。列車が運休になったり、2時間以上遅れたため、切符を払い戻す場合も同様です。

新幹線eチケットの場合、紙のチケットがありません。なので、列車の変更はえきねっとからできます。また、万一列車が運休になったり、2時間以上遅れた場合、自動的に払い戻しされる仕組みになっています。

列車が運休や遅れた時って、大抵の場合、列車を変更したり、切符を払い戻しをする人たちで、窓口は大混雑なんですね。この列に並ばなくて済むのはありがたいです。

デメリット

1.モバイルSuicaでもID登録が必要

従来のモバイルSuica特急券の場合、モバイルSuicaの初期設定を終えれば利用できたのです。しかし、新幹線eチケットは、モバイルSuicaの初期設定だけでは利用できません。モバイルSuicaを利用している人も、えきねっとからID番号を登録する必要があります。

モバイルSuicaアプリはID番号を知っているはず。ならば、従来のモバイルSuica特急券と同様、モバイルSuicaアプリから予約する仕組みであれば、わざわざID番号を登録する必要はなく、

「モバイルSuicaの初期設定だけで使えるのに」

って思ってしまいます。

2.クレジットカードが必須である

新幹線eチケットは、えきねっとから予約申し込みをします・・・ということは、クレジットカードがないと利用できないのです。そうすると、18歳以上でないと利用できません。

モバイルSuicaアプリから予約する仕組みにすると、Suicaのチャージから引き落としもできるのではないかと思っていて、それだったらクレジットカードを持っていない人でも新幹線eチケットがつかえるんじゃないのかなって思うですが。

3.えきねっとアプリから利用できない(現在は利用可能になりました)

実はえきねっとアプリというのがありまして、これを使うとスマホのアプリから特急券の購入ができます。で、特急券をアプリで購入して、自動券売機で特急券を受け取ることなく、そのまま列車に乗れるんです。ちなみに、車内での特急券の確認はなく、切符を見なくても指定席特急券を持っているかどうかがわかる仕組みになっています。

えきねっとアプリに対応している列車は・・・

中央線特急
あずさ・かいじ・富士回遊・はちおうじ・おうめ

常磐線特急
ひたち・ときわ

高崎線特急
あかぎ・スワローあかぎ

総武線特急
成田エクスプレス

以上です。(2020年3月時点で)

「あれ、新幹線は?」

・・・と思った方もいらっしゃるかと思います。なんと、新幹線はえきねっとアプリから予約できないんです。もちろん、新幹線eチケットもダメです。

JR東日本としては、えきねっとアプリから予約できるようにするつもりだったのですが、アプリの開発が間に合わなかったらしく、新幹線eチケットの開始時点でえきねっとアプリから予約・購入できなかったというわけです。

なので、スマホからアプリで新幹線eチケットを利用できず(モバイルSuicaアプリもえきねっとアプリもダメ)、これはどうにかして欲しいです。

秋田新幹線 こまち E6系 前面 盛岡駅にて

4.自動改札機を通過した後、不安に感じる(2020年3月時点で)

前述の通り、新幹線eチケットを利用するには、えきねっとにSuica ID番号を登録する必要があります。ここで、Suica ID番号を間違えて登録したらどうなるか・・・です。

発覚するのは恐らくは、新幹線eチケットを購入して、自動改札機にタッチしたところなのではないか、とキューティー吉本は思う訳です。

「自動改札機を通れないってことなんじゃないの?」

まあ、そういうことなのですが。問題は、タッチでGo! 新幹線。タッチでGo! 新幹線の登録が終わったICカードやスマホの場合、タッチでGo! 新幹線エリアの駅だと、タッチすれば通過できるんですね。なので、自動改札機を通過できたとしても、タッチでGo! 新幹線として認識されているのか、それとも新幹線eチケットで認識されているのかがわからず、不安になるんです。

ちなみに、判別方法はありまして、自動改札機を通過後に、座席票発行機で確認できるんです。これが、座席票発行機です。

東北新幹線 大宮駅 新幹線eチケット 座席票発行機

座席票発行機にICカードやスマホをタッチして、列車・座席のご案内を印刷できれば、新幹線eチケットとして認識されていると言う訳です。キューティー吉本も試してみました。

新幹線eチケット 列車・座席のご案内 大宮→黒部宇奈月温泉

これは列車・座席のご案内でして、これが領収書代わりになるのかと言われれば、ビミョーです。ちなみに、領収書はえきねっとのパソコンサイトから印刷できます。

また、自動改札機を通過したらメールが飛んでくる仕組みになっているので、メールが来れば新幹線eチケットとして認識されている・・・なのですが、自動改札機通過のタイミングでピピッとわかるわけではなく、自動改札機を通過した後、忘れたころにメールがやってくるので、もう少し賢い方法はないかと思います。

5.列車を予約しないと金額がわからない(2020年3月時点で)

これは、えきねっとのシステムの問題です。列車と座席位置を指定して、

「以上の内容で申し込む」

ボタンをクリック(またはタッチ)した後、新幹線eチケットの案内が表示されます。で、

「以上の内容で申し込む」

をクリックします。ここで、座席が予約されまして、利用するICカードを選択する仕組みなのですが、運賃がいくらなのかがわかるのが、このタイミングなのです。つまり、予約をしないと運賃がわからないのです。なので、

「自由席と指定席の料金はいくらかな?」

といった具合に、まずは料金が知りたいって時に困るんです。なので、予約する前に料金がわかる仕組みにして欲しいです。

結論を言うと、新幹線eチケットって便利ではあるのですが、おすすめできますかと聞かれると、おすすめできません。まだまだ改良の余地はあります。やはり、利用する際のハードルが高すぎ。スマホにアプリをインストールして、初期設定が終わればすぐ使えるぐらいの簡単さがないと、普及しないんじゃないかなって思います。