JR東日本vs京急の前回の対戦は、横浜駅から品川駅までの運賃を見てみました。で、今回は久里浜駅を舞台に、横浜-久里浜間と、品川-久里浜間の運賃を比べてみたいと思います。正確に言うと、JR久里浜駅と京急久里浜駅って少々離れていまして、横浜駅とか品川駅とかのように、並んでいるわけではないのです。ただし、両駅の間は歩いて2~3分でして、これだったら並んでるようなもんだよね、というわけです。
まずは、JR横須賀線です。JR横須賀線の終点が久里浜駅でして、正しい意味でのターミナルです。ただし、駅舎はどこか田舎の空気を感じる(失礼)造りです。では、運賃表を見てみます。
横浜駅までの運賃は690円、品川駅までの運賃は890円です。
続いて、京急久里浜駅です。
京急久里浜駅は京急久里浜線の駅なのですが、本線からの快特がそのまま直通するので、むしろこっちの方が本線のような雰囲気です。しかも、久里浜線と名前がついていながら、路線は京急久里浜駅の先、三崎口まで行きます。JR久里浜駅に近い方の入口はこんな感じなのですが…
駅舎というか駅ビルは、その反対側にあります。バスターミナルや商店街はこっちにありまして、完全にJRと反対側がメインという状態です。では、運賃表を見てみます。
横浜駅までの運賃は410円、品川駅までの運賃は760円です。よって、この勝負は京急の完全勝利!
では、なぜ京急の方が運賃が安いのか。JR横須賀線って、逗子-鎌倉-大船を通って横浜に行くからです。どういうことかと言いますと、JR横須賀線ってアウトコースを通って横浜に行くのに対し、京急線ってインコースを通って横浜に行くのです。なので、京急線の方が距離が短い分、早いし安いというわけです。このため、逗子とか鎌倉とかに行くにはJRの方が便利なのですが、横浜から先へ行くには京急の方が便利というわけなのです。
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