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「エスカレーター みんなで手すりにつかまろう」キャンペーンについて考える

2020/01/25

首都圏にお住まいの方で、普段から電車に乗っている人でないとわからないのかもしれませんが、首都圏の鉄道会社では、

「エスカレーターみんなで手すりにつかまろうキャンペーン」

が行われています。これは、エスカレーターに乗るときには手すりにつかまりましょう・・・ではなく、エスカレーターは立ち止まって乗りましょう、というキャンペーンなんです。

JR東京駅 新幹線ホーム

なぜこんなキャンペーンが展開されているのかというと、エスカレーターを歩いて乗る人が事故を起こすケースが後を絶たず、中にはエスカレーターに立ち止まって乗っている人を巻き込むケースもあるからなのです。確かに、キューティー吉本も、エスカレーターに立ち止まって乗っているとき、歩いている人に荷物をぶつけられたケースはあります。最悪なのが東京駅で、ここは新幹線との乗換駅になっているので、大きな荷物を持っている人が多く、その分荷物をぶつけられる可能性が高いのです。

しかし、ここでふと気づいたのですが、荷物をぶつけられたのは大抵首都圏で、京阪神では記憶にありません。なぜなのか考えてみた結果、あることに気付きました。

JR福知山線 大阪駅 駅舎

首都圏の場合、そもそも急いでいる人のために、「右側を空ける」ルールを作ったのがまずかったのではないか

ということです。実は、首都圏の暗黙のルールは、「エスカレーターは立ち止まる人が左、歩く人が右」なのですが、京阪神では逆なんです。「エスカレーターは、歩く人が左、立ち止まる人が右」なんです。この差が大きいのではないかと、キューティー吉本は思うんです。(細かいことを言うと、京都の地下鉄だけは逆で、首都圏と同じ「エスカレーターは立ち止まる人が左、歩く人が右」です)

理由をお話する前に、みなさんは普段、カバンを左右どっちに持っているか考えてみてください。

キューティー吉本は、大抵カバンを左に持ちます。その理由は、キューティー吉本は右利きなので、カバンから物を取り出す時、右手で取り出した方がやりやすいからです。しかも、自動改札機は切符を投入したり、Suicaをタッチしたりするところが右側にあるので、カバンを左側にもって、カバンの中のSuicaを右手で取り出して、右手でSuicaをタッチする、だとスムーズなのです。

キューティー吉本と同じことを考えている人が多いと仮定すると、日本人は右利きの人が圧倒的に多いので、カバンや荷物は左側に持つ人が多いということになります。ここで、首都圏のルールを思い出してみてください。

JR東京駅 在来線ホーム

エスカレーターは、歩く人のために右側を空ける

すると、立ち止まっている人の荷物は手すりのある方に、歩く人の荷物が手すりと逆の方にある、ということになります。このルールだと、歩く人の荷物が、立ち止まっている人にぶつかるという形になるのです。

しかし、京阪神のルールだと

エスカレーターは、歩く人のために左側を空ける

すると、歩く人の荷物は手すりのある方に、立ち止まる人の荷物が手すりと逆の方にある、ということになります。このルールだと、歩く人の荷物が立ち止まっている人にぶつかることはなく、逆に歩く人は立ち止まっている人の荷物にぶつからないよう、気を付けて歩かなけらばならないということになります。

だから、「エスカレータを歩く人が右」の首都圏では荷物がぶつかる事故を起こしやすく、もし「エスカレーターを歩く人が左」だったら事故はもっと少なかったのではないか、とキューティー吉本は思うわけです。なので、無理に「エスカレーターみんなで手すりにつかまろう」キャンペーンをやらなくても、京阪神と同じ「歩く人が左、立ち止まる人が右」のルールにすれば、事故は減らせると思うんです。

嵐電嵐山駅

もちろん、事故を起こす理由はあると思います。例えば、首都圏は地下の深くや、高架線のずっと高いところにもホームがありまして、とてつもなく長いエスカレーターがある一方で、あまりにも長いから誰も歩かないだろうということで、階段がついていないところが結構あるんです。しかし、この長大なエスカレーターでも「エスカレーターは、歩く人のために右側を空ける」ルールは変わらず、しかもここを歩く人はいて、ここで転落事故が起こったらごめんでは済まないぐらい重い怪我をするわけです。

このキャンペーン、普及したとしてもかなりの時間がかかるとは思うのですが、少なくともキャリーバッグを持っている人が歩くと危険なのは間違いないと思います。(細かい話で申し訳ないのですが、キャリーバッグを持って歩いている人って、手すりと逆の手でキャリーバッグを持っているケースが多く、これだと間違いなく立って乗っている人にぶつかる)

歩いている人の中には、電車に乗り遅れそうだから急いでいる人もいるのかもしれませんが、荷物をぶつけて他人に怪我をさせると、タダでは済まないことを肝に銘じてほしいと思います。

(注:写真はすべてイメージです)