一人暮らしをするとかかる費用
お部屋を借りて、一人暮らしを始めるにあたって、よくある質問が・・・
「一人暮らしをすると、月にいくらかかるんですか?」
・・・というものです。
家賃
もしお部屋を賃貸で借りた場合、毎月家賃がかかります。また、アパートやマンションによっては、共益費と言って、共用スペースなどを維持するためのお金を毎月支払うケースもあります。
で、
「一人暮らしをすると、月にいくらかかるんですか?」
・・・という質問の意図はというと、月にいくら家賃にかけることができるか知りたい、ということなんですね。家賃(共益費を含む)は大雑把に言うと、月給の1/3が理想的と言われています。なので、月給が手取りで20万円の方ですと、家賃にかけられる金額は約67,000円ぐらいですね。
光熱費
次に、光熱費がかかります。電気・水道・ガス代ですね。この他、電話とNHKも光熱費ですが、電話は家に引いていない、お家にテレビがないという方もいらっしゃるかも知れません。
光熱費は、月によって異なります。エアコンを使用する夏と冬は高額に、エアコンを使用しない春・秋は安くなります。その他、PCを使用しているので電気代が高いとか、ほとんど自炊しないのでガス代が安いとか、個人差があるのも事実です。
電気・水道・ガス・電話代は、基本料金と言って必ず発生する料金と、従量料金と言って使った分量に応じて金額が変わる料金を足したものです。このため、極端な話、電気を全く使わなかったとしても、基本料金はかかります。
光熱費がいくらかかるか知りたい方は、自宅に届いている料金のご案内を見てみましょう。一人暮らしをまだ始めていない方の場合は、戸建てかマンションにお住まいなのかも知れませんが、基本料金は一人暮らしをした場合でもあまり変わらないので、参考にはなるかと思います。
電気・水道・ガス代を合わせて、頑張れば10,000円で収まるかもわかりませんが、ここは15,000円と見積もります。
食費
人間ですから、当然食費もかかります。一人暮らしをしていない方ですと、食費がいくらになるかわからないという方もいらっしゃるかも。
もちろん、食費は人によって異なります。また、食事はすべて外食で済ませている人と、毎日毎食カップラーメンという人では、後者の方が食費は安くつきます。(もっとも、毎日毎食カップラーメンって現実的ではないのですが)
単純計算で行くと、1日の食費が1,000円かかった場合、毎月の食費は約30,000円です。しかしながら、1日の食費って努力しないと1,000円に収まりません。理由は、コンビニに行ってみるとわかります。
コンビニでお弁当を500円で買ったとします。で、お弁当以外にお菓子とか飲み物とか色々なものを買って、レジへ持っていったら1,000円ぐらいかかった方も多いと思います。つまり、1日の食費を1,000円で納めるって、それだけ難しいということです。
ここでは、食費を1日1,500円、月に45,000円と見積もります。
その他細かい費用
掃除・洗濯はするでしょうから、洗剤とかは必要です。また、洗濯機がない部屋ですと、コインランドリーのお金がかかります。更に、お風呂がない部屋ですと、銭湯に行くことになります。
更に、冷蔵庫・電子レンジ・テレビと言った家電製品や、ベッドやテーブルなどの家具を買い替えたりすることもあるでしょう。これらをいきなり買うと結構な出費なので、耐用年数を考えて積み立てておいた方がいいかも知れません。ちなみに、家電製品の耐用年数は10年と言われています。なので、50,000円の洗濯機を10年使ったと仮定すると、月に約470円です。
家具・家電付きの部屋を借りるという手もありますが、数はそれほど多くないですし、その分家賃は高くなります。
ここでは、細かい費用は計算しません。
一人暮らしかどうかに関係なくかかる費用
ここへ、一人暮らしでなくてもかかる費用が乗っかります。
どんな人でも、服は買うでしょう。また、人によってはお酒を飲んだり、煙草を吸ったりする人もいらっしゃるかも知れません。更に、たまには遊びに行ったり、趣味にかかる費用もあるかと思います。
更に、体調を崩したら病院に行ったり、薬を買ってきたりするケースもあります。更に、家賃が払えないと部屋を追い出されてしまうので、余ったお金を積み立てておかないと厳しいです。
これらの費用は、一人暮らしでなくても同じ金額がかかってくるというわけです。
結局、一人暮らしは月いくらかかるか
ここまでの金額を足すと・・・
光熱費 15,000円
食費 45,000円
合計 60,000円
ここに、家賃が乗っかります。仮に家賃が67,000円だったとすると・・・
家賃 67,000円
光熱費 15,000円
食費 45,000円
合計 127,000円
ということです。なので、月給200,000円だったら73,000円、月給160,000円だったら33,000円が手元に残ります。これが、趣味や嗜好品、その他諸々にかけられる費用ということですね。
ジーン吉本的に言うと、月給200,000の方ですと余裕があります。月給160,000円ですと、これ以上下がるときつい感じです。ちなみに、月給の1/3が家賃と目安と考えると、月給160,000円の方ですと、家賃にかけていい金額は約53,000円でして、
家賃 53,000円
光熱費 15,000円
食費 45,000円
合計 113,000円
ということで、これだと47,000円が手元に残る計算になります。
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